【おもしろ韓国語講座 #029】 홍당무가 된다(赤面する)
2006年 03月 05日
韓国で仕事をしていても、ちょっとイライラしたり、会議で発表したりすると、顔が赤くなってしまい、後で同僚社員にからかわれる、なんてことも一度や二度ではありません(汗)。そんなとき、「オレ、赤面症なんだよ」とそのまま韓国語にして「난 적면증이거든(ナン、ジョンミョンジュンイゴドゥン)」と「적면증(ジョンミョンジュン[赤面症])ということばをそのまま使っても、韓国の人には通じません。
そんなとき使えるのが、홍당무(ホンダンム)ということばです。홍당무はニンジンのことで、당근(タングン)と同じ意味です。홍は漢字で紅、つまり赤、당は漢字で唐、つまり中国の唐、そして무は純韓国語で大根のことです。つまり、「唐の赤い大根」といったところでしょうか?
で、顔が赤くなった人がいたら、近くにいる人が「어, 홍당무가 됐네~(オ、ホンダンムガ テンネ~:あらら、顔が赤くなりましたね~)」などといい、それを聞いた本人はさらに顔を真っ赤にして……、という「魔の悪循環」が始まるわけです。
ちなみに、日本語ではニンジンは漢字で「人参」と書きますが、韓国で인삼(インサム[人参])は「朝鮮人参」のことを意味するので、注意が必要です。特に日本人は、日本の漢字をそのまま韓国語読みにすれば通じるケースが多いので、인삼を「にんじん」の意味で使ってしまいがちですが、韓国語で「にんじん」は당근ということ、お忘れなく!
さて、【おもしろ韓国語講座 #028】の答えですが、ずいぶんと遅くなってしまいました。が、すでに正答がコメントにありましたので、あえて発表する必要もないと思うのですが(笑)。はい、答えは「軍隊でサッカーをする話」です。苦しいときにこそ最上のユーモアが生まれるのでしょうか?韓国には軍隊にまつわるいろいろなユーモアやエピソードがあります。