【おもしろ韓国語講座 #031】 곱빼기(大盛り)
2006年 04月 09日
さて、僕が愛読しているブログで、「大盛りって中国語で何と言うのだろう」という内容のものがあったので、今回はそれに乗じてテーマは「大盛り」ということに。最近、「これはおもしろい」とか「これは使えそうだ」という表現になかなか出会えず(思いつかず?)、このシリーズもここ1ヶ月のあいだ開店休業状態だったのですが、思わぬところからヒントがきました。
韓国で食事をしたことがある人ならご存知でしょうが、こちらの料理は、はっきり言って量が多いです。ですから、ほとんどの場合、特に「大盛り」を注文する必要はありません。それでも大食いの人というのはどこにでもいるもので、「よくあんなに食べるなぁ」と感心してしまうことも度々。
「大盛り」は韓国語で곱빼기(ゴッペギ)。辞書を見ると「2杯分を1杯に盛った分量」とありますが、実際には1.5杯分くらいじゃないかと思います(店によっては、本当に2杯分でてくるところもありますが)。ただ、韓国では中華料理、特にジャージャー麺を注文するときによく곱빼기が使われるようで、その他の料理ではあまり耳にしません。「今日はたくさん食べるゾ」というときは、「저기요, 짜장면 곱빼기로 주세요!(ジョギヨ、ジャジャンミョン ゴッペギヨ:すいません、ジャージャー麺大盛りでお願いします)」と注文します。
ところで、곱빼기とまでもいかないまでも、ちょっと多めにほしいなぁ、というときもありますよね?そんなときは「많이 주세요(マニ ジュセヨ:たくさんください)」と言えばOK。많이(マニ:たくさん)を2つ重ねて「많이 많이 주세요(マニ マニ ジュセヨ:たーくさんくださいね)」というのも、愛敬があっていいかもしれません。釜山では、現地の方言で「마이 주이소(マイ ジュイソ:たくさんください)」などといえば、食堂の人も思わず곱빼기でくれるかもしれませんよ(笑)。
곱빼기は追加料金がいるのが一般的ですが、ありがたいことに、キムチやナムルなど、おかず類はおかわり自由というのが韓国ではふつうです。もしおかわりがほしいときは、「김치 더 주세요(キムチ ド ジュセヨ:キムチおかわりください)」、とか「나물 좀 더 주세요(ナムル ジョム ド ジュセヨ:ナムルをもう少しくれませんか)」と言います。
そして食べ終わった後には、ひと言「잘 먹었습니다!(ジャル モゴッスムニダ:ごちそうさまでした)」と言って、気持ちよく店を後にしましょう!