【おもしろ韓国語講座 #014】 날려 버려!(かっ飛ばせ!)
2005年 12月 24日
プレースタイルはどちらかと言えばメジャーのパワー野球に近いといわれてきましたが、昨年の三星ライオンズの宣銅烈監督のように、一番バッターが안타(アンタ[安打]:ヒット)で出塁し、2番バッターが보내기(ボネギ:送りバント)でランナーを2塁に進め、クリーンアップが적시타(ジョクシタ[適時打]:タイムリー)で走者を帰す、という細かい野球をするチームが増えてきました。
韓国のファンも見る目はシビアで、チャンスに땅공(タンゴン:ゴロ)を打って병살타(ビョンサルタ[併殺打]:ダブルプレー)でチャンスをつぶしたり、3塁にランナーがいるのに外野に뜬공(トゥンゴン:フライ)を打てなかったりすると、ファンは容赦なく大きなブーイングを送ります。
それでもファンは、치어리더(チオリド:チアリーダー)や응원단(ウンウォンダン[応援団]:応援団)の踊りに合わせて「날려 버려!(ナルリョボリョー:かっ飛ばせ!)」と声をからしながら、チームの勝利を信じて最後まで一生懸命応援します。特別好きなチームがなくても、こんなファンの中にいれば、思わずいっしょに声を出して応援したくなりますよね。
来年は野球のワールドカップといわれるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)がアメリカで開催されます。韓国の野球ファンは、朴賛浩がメジャーの打者から次々と삼진(サムジン[三振]:三振)を奪い、李承燁が日本のピッチャーからでっかい홈런(ホムロン:ホームラン)をかっ飛ばす場面を心待ちにしています。