【おもしろ韓国語講座 #016】 새해 복 많이 받으세요(よいお年を)
2005年 12月 26日
しかし、そうはいっても韓国社会も基本的には新暦で動いているので、新しい年を迎えることに対する感慨は、日本人とそう変わりありません。お正月が近づいてくると、職場で、学校で、あるいは親しい友だちや近所の人たちと言葉を交わせば、最後にかならず「새해 복 많이 받으세요(セヘ ボンマニバドゥセヨ:よいお年を)」と言うのを忘れません。
この새해 복 많이 받으세요ですが、直訳すれば「新年、福をたくさん受けてください」という意味で、「よいお年を」のほかにも、「明けましておめでとうございます」という意味でも使えるので便利です。
また、この時期になると송녕회(ソンニョンフェ[送年会]:忘年会)に誘われる機会も多くなります。中には망녕회(マンニョンフェ[忘年会])という表現を使う人もいますが、これは日本式の表現だということで、あまり好まない人もいるので、송년회を使うのが無難かもしれません。
さて、お正月が過ぎると今後は신년회(シンニョンフェ[新年会]:新年会)が始まります。いつも思うことですが、お正月が過ぎるとすぐ旧正月がやってきます。そうすると、신년회のあとにまた송년회をすることになります。
「財布のほうは大変だけど、2度も송년회と신년회のシーズンがあるなんて、あぁ、韓国って何て素晴らしい国なんだろう!」と思っていたら、友人が耳元でこうささやいてくれました。
「そんなこと言っているのは、奥さんに飲みに行く言い訳をするおじさんくらいですよ。」
なるほど、言われてみれば、2回目の송년회や신년회のときは、なぜか男性陣、それもやや年配の人たちが中心になっているような……。
ま、なにはともあれ、皆さん、2006年も새해 복 많이 받으세요!