在韓駐在員の現地リポート


by nazdravie
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【外国語こぼれ話 #005】 愛人=奥さん!?

似たような発音やスペルのことばも、使われる言語によって意味が正反対になったり、おかしな意味になってしまうことがあります。例えば、カンボジアに行ったとき、日本語の「キレイ」という発音が、あちらのクメール語では「ブス」の意味になってしまうという話を聞きました。ホント、ひとつ間違えると大変なことになってしまいますね!

最近、「Spectacular Slovakia」というウェブサイトで、それと同じようなことに触れたコラムを見つけました(5年前に書かれたものですが)。記事によると、英語とスロバキア語は、お互い似たような表現があるけど、実は意味は正反対だったり、違ったりするものが少なくないとのこと。

例えば、「host」という単語。英語だけじゃなく、日本語でも「ホスト」といえば、「お客さんを迎える側の人」のことですよね。ホストクラブとかホストファミリーとかを挙げるまでもありませんが。ところが、スロバキア語では、「host」は「お客さん」、つまり「guest」のことなんだそうです。英語の「host」は、スロバキア語では「hostitel」。語源はどちらもラテン語の「hostis(敵)に由来しているとか。

その他にも、スロバキア語の「Kanady」は、英語で「Canadian(カナダ人)」のほかに、軍人が履く長いブーツ(boots)、「Cinany」は「Chinese(中国人)」のほかに、「ズック靴」を意味するんだそうです。語源はそれぞれのお国と関わりがあるみたいで、「Kanady」はカナダの険しい地形、「Cinany」は社会主義時代に、この靴が中国から輸入されていたことが、ことばの由来とのこと。

そういえば、英語の「China」には「中国」のほかに「陶磁器」、「Japan」には「日本」のほかに「漆器」という意味がありましたね。書きながら、そんなことも思い出しました。

身近なところでも、そんなネタはあるものです。「愛人」ということばですが、これは日本、中国、韓国でそれぞれ意味が違うんです。日本では「愛人」というと、「恋人」というよりは、「不倫の関係にある」怪しい男女関係を想像してしまいますよね。でも、韓国では「彼氏・彼女」のことを「愛人」といい、中国に至っては、それが「配偶者」という意味になってしまうんです。これは、韓国に住んでいると、一度は飲み会などで話題になる、定番の「ネタ」です(笑)。

結局、ことばの伝播からいうと、「中国→韓国→日本」なんでしょうが、男女関係の段階からいうと、「韓国→中国→日本」ということになるんでしょうか?できることなら、中国語の意味で止めておくのが、家庭のためかもしれませんが……。
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by nazdravie | 2006-07-11 00:18 | 外国語こぼれ話