米朝一門会
2007年 01月 10日
今年もよかったです。雀々師匠もすごく面白かったし、南光師匠もさすがの熱演。でも一番面白かったのは、ざこば師匠。一昨年はたしか家族をネタにした楽しいトークで、結局最後まで落語は聞かせてもらえませんでしたが(笑)、今年は桃太郎の話を楽しく聞かせてもらいました。薀蓄のある、とてもいい話でした。
心配だったのは米朝師匠。昨年は怪我をされたり大変だったようですが、この日(1月3日)は何とか元気なお姿を拝見できて、とりあえずは一安心。でも、ワザとなのか、マジなのか、話が途中で空回りしてきます。
「高座で悪口を言ってもいい“3ぼう”」の話をしていて、「泥棒、けちん坊、それに、えーっと、何やったかな?」と、同じことを何度も繰り返し仰います。でも、3ぼうの最後のひとつはついに口に出されませんでした。実は、ご存知の方には当たり前の話かもしれませんが、最後のひとつは、現在は差別用語で禁句なんです。師匠がそのあたりを配慮して、ワザとボケたフリをしてくれていた……と、希望的観測も含め、そう信じることにします。
最後は舞台袖からざこば師匠が出てきて、米朝師匠を舞台から連れて帰ってしまいました。本当に、これがシナリオどおりの展開であればよいのですが……。
ウーン、来年はまたサンケイホールに戻るだけに、是非とももうひと踏ん張りがんばってほしいです。
とにもかくにも初笑い。やっぱり落語はいいですね☆
お笑いの街・大阪、大好きです♪