【ソウルの街角で #019】 ヤン・ドングンのコンサート
2007年 04月 01日
もちろん、ソン・ユナに会ったり、リュ・シウォンに遭遇したり、といったハプニング的なものはありましたが、「自発的に」誰かが主演している映画を見に行ったとか、誰かのコンサートに行ったとか、そういったことが一度もありませんでした。あ、いわゆる韓流に限った話です。たとえば、キム・ジョンソという歌手はすごく好きで、コンサートにも行きましたが、それは韓流以前の話で、仮に韓流の後だったとしても、彼はその範疇からどちみち外れていますから^^;。
ドラマも「冬のソナタ」をはじめ、「オールイン」「パリの恋人」「ホテリア」「チャングムの誓い」「秋の童話」などなど、日本列島を席捲した数々の韓国ドラマすら、一度も見たことがないという有様。これはこれで、韓国在住者としては、そうした無関心にちょっと問題があるのかもしれませんが(笑)。
そんな僕が、昨日初めて韓流がらみのコンサートに行ってきました。「風のファイター」という映画で主演した、ヤン・ドングンという人のコンサートです。コンサート……、そうなんです。この人、俳優業のほかにもヒップホップ歌手という、もうひとつの顔を持っているんです。韓流スターというには少々(かなり!?)マイナーな彼ですが、そうはいっても、コンサートに行くまで、僕はヤン・ドングンという人の顔すら知らず、またどんな歌を歌っているのかも知りませんでした。「ま、片手間で歌手でもやってるんだろう」程度の軽い気持ちで、オリンピックホールに行ってきたわけですが、実際そこで見たものとは……。
一言、すばらしいコンサートでした。もちろん演出のおかげもあったとは思いますが、ヤン・ドングンのコンサートは予想以上に本気度満点で、とても片手間だなんてからかえるようなものではありませんでした。彼独特のルーズなラップが印象的な、とても楽しいコンサートでした。それよりも何よりも、会場を満員に埋めたファンの熱狂には、ただただビックリでした。全員がジャンプしながら掛け合いをするときなんて、地面が揺れてましたからね、マジで。とにかく、韓国のファンは熱いです!
何はともあれ、楽しいひとときでした。
PS:今日のコンサート、みんな写真バンバン取りまくりでした。韓国のコンサートって、どこでもこうなのだろうか……。