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在韓駐在員の現地リポート


by nazdravie
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走り続ける「地下鉄1号線」

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たしか1,000回目だったと思いますが、「地下鉄1号線」の区切りの公演を見に行ったことがあります。そのとき始めてこのミュージカルを見たのですが、とてもおもしろかったので、友だちがソウルに遊びに来たときなどに連れて行ったりして、もう10回近く観ているような気がします。

それにしても、あのソル・ギョングも出ていたんですね。ロングランの公演は当然メンバーチェンジもあるわけで、それによって完成度の高さも変わってくるわけですが、少なくとも私が観たメンバーはどれも完成度が高く面白かったです。

最初の頃は字幕がなかったと記憶しますが、最近は曜日によって英語と日本語の字幕が出てくるので、韓国語がわからなくても十分に楽しめます。中国語もあったのかな?ちょっとはっきり覚えていませんが……。

ソウルでいろいろなミュージカルを見ましたが、やはり「NANTA」と「地下鉄1号線」は、韓国ミュージカルの2大看板といってもよいのではないでしょうか?どちらもオリジナリティと機知に富んだ秀作で(「地下鉄1号線」の原作はドイツですが、それを見事に韓国化してしまいました)、韓国のミュージカルの大きな可能性を感じさせてくれます。

これからも「地下鉄1号線」がロングランを続けることを期待してます。ところで、お気づきの方もいるかと思いますが、実はストーリーがその時代時代に合わせて微妙に変っているんです。そんなところを楽しみながら繰り返し観劇するのも、また面白いかもしれませんね。

---記事和訳---

3,000回を迎えるミュージカル「地下鉄1号線」

12年間公演を続けている劇団ハクジョンのロックミュージカル「地下鉄1号線」(翻案・演出:キム・ミンギ)が、3月29日で3,000回目を迎える。ドイツのクリプス劇団の同名ミュージカルを韓国の状況に合わせて翻案、1994年5月に初演した「地下鉄1号線」は、延辺の娘「ソンニョ」の目を通して無職の家長、家出少女、露天商など多様なソウルの人びとの姿を描いた作品。

2000年から原作者のフォルカー・ルードビッヒ、作曲家のビルガー・ハイマン両氏から、著作権料の全額を免除されている。2002年から1年に2度のオーディションを通じて、上半期と下半期の公演チームを選抜してきた劇団ハクジョンは、大学路のハクジョン・グリーン劇場で今年上半期の公演チーム11名を新たに舞台でお披露目する。

上半期の公演チームは、2月3日から公演を開始、6ヶ月間代役なしで「地下鉄1号線」に同乗する。昨年「チョルス」役だったイ・スンウォンさんが「ムンディ」役を、2004年「ツバメ」を演じたチェ・ウォンソクさんが「チョルス」役をそれぞれ担当し、イム・ムニ、パク・ジュ、イ・ジニ、キム・ジンテ、ソン・ジョンワン、パク・ジョンピョさんなどが出演する。

劇団ハクジョンは3,000回を迎えるにあたり、3月28~30日上半期の公演チームとこれまでに「地下鉄1号線」に出演したことのある俳優、演奏者などが一同に介するメモリアル公演を準備している。

これまでこの作品に出演した俳優は、ソル・ギョング、パン・ウンジン、ファン・ジョンミン、オ・ジヘ、チャン・ヒョンソン、ぺ・ヘソン、チョ・スンウ、ジャズボーカリストのナ・ユンソンさんなど300名に達し、観客数は1月末現在で58万人を超えた。

劇団ハクジョン側は「11名の出演陣、5名のライブ演奏者、1名の演出家が180席規模の小劇場で、商業性よりは作品の完成度に重きを置いて3,000回目の公演を達成してきたことは、国内公演史に新たな活力を与えてくれるだろう」と話している。(聨合ニュース 2006-01-31)

記事原文:聨合ニュース(韓国語)
ミュージカル「地下鉄1号線」HP
by nazdravie | 2006-01-31 23:27 | いろいろ