在韓駐在員の現地リポート


by nazdravie
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<   2006年 04月 ( 18 )   > この月の画像一覧

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ソウルは、というよりも、韓国はデモ天国です。年がら年中、何かにつけてデモがおこなわれています。賃上げ要求のデモ、映画スクリーンクォーター制撤廃反対デモ、米の自由化反対デモ、汚職糾弾デモ、反日・反米デモ、環境保護を訴えるデモ……。

韓国のデモは、にぎやかです。音楽をガンガン流しながら、みんな思い思いのプラカードや衣装を作り、道路いっぱいに広がって自分たちの主張を叫びながら訴えます。

韓国のデモは、過激です。真っ赤な鉢巻と口にはマスク。火炎瓶で武装した労働者は装甲車でガードを作る警官隊と殴り殴られの流血バトルを繰り広げます。

韓国のデモは、とことんまでいきます。高速鉄道のトンネルを掘るのは環境破壊につながると言い、田舎の尼さんは脱水症状になってもまだなお断食を続けます。

写真は大学路でおこなわれたアメリカとのFTA協議に反対するデモの様子です。全国各地から集まった労働者、農民、それに大学生まで。勇ましい音楽とシュプレヒコールに合わせて、参加者たちが気勢を上げています。
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by nazdravie | 2006-04-27 22:08 | ソウルの街角で
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2000年にソウルの私大(H大)某学科の事務室でもらいました。

その時なぜそこにいたのかは、とりあえずここでは置いといて(笑)。

事務室でひとりネットサーフをしていたんですが、そのときひとりの学生らしき女の子がドアをノックして入ってきました。彼女は小さな声で僕に尋ねました。

女の子 「L先生はいらっしゃいますか?」

不在だったので、部屋のソファーに座って待ってもらうことにし、僕はまたネットサーフを続けました。その間、約5分だったかな?特にことばを交わすこともなく、彼女はL先生を待ち、僕はキーボードを叩いていました。

すると、事務室とドアひとつでつながっているマルチメディア室から女子学生がひとりでてきました。彼女は私に尋ねました。

学生 「サインもらった?」
僕 「誰の?」
学生 「ソン・ユナの」
僕 「ソン・ユナって、誰?」
学生 「え、知らないの?韓国ですごく有名な女優だよ!」
僕 「あ、そうなんだ、じゃあサインもらわなきゃ!」

あいにく紙も鉛筆も持ち合わせがなく、服やズボンのポケットをほじくりまわした結果、幸いにもパスポートを発見!何に書いてもらうかなんて関係ない。有名な女優とやらがいるのだから、とにかくここにサインしてもらおうと、ソファにいる彼女にお願いしました。

僕 「すいません。有名な人らしいですね……。サインもらえますか?」
ソン・ユナ 「いいですよ。お名前は?ここで何をされているの?」
僕 「名前は……(以下省略)」

サインをもらいながら、あれやこれやとふたりで雑談をしているとき、L先生が入室してきました。ソン・ユナはこの学校の学生で、卒業式を控えて先生と話をしにきたようです。主席で入学した彼女ですが、在学中にスターになってしまったため、なかなか授業に出られなかったもよう。

L先生は僕がもらったサインを見ながら言いました。

L先生 「○○クン、キミはソン・ユナの日本ファンクラブを作らないとダメだな!ハハハ」
僕 「はぁ、そうですね。サインももらったし。喜んで!」

それから数年後の2005年、ナント彼女は日本で約2000人を集めてファンミーティングなるものを開いたとか!僕がわざわざファンクラブなんぞ作る必要すらなかったわけで ^^;

テレビで見る彼女は、どこかクールなキャリアウーマン的なイメージがありますが、実際に近くで見て喋った感じは、おとなしくて真面目といった印象。

とにもかくにも、いい記念になりました。
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by nazdravie | 2006-04-24 00:50 | 韓国お宝いろいろ
f0008573_23481693.jpgロンドンで大好評だったというカンフー・ミュージカル「ジャンプ」。先日、KBSのある番組でこのミュージカルの特集をしていたんですが、それを見て以来、機会があれば一度観てみたいなぁ、と思っていました。

その機会は、意外と早く巡ってきました。先週の日曜日、運よくチケットを手に入れることができたので、ソウル市庁近くのセシル劇場まで観劇に行ってきました。徳寿宮のすぐ横にある小さな劇場でしたが、この日もほぼ全席Sold outの大盛況!

あらすじは、カンフー一家が暮らす家に、ドジな泥棒が忍び込み、家人と追いつ追われつの激闘(?)が繰り広げられる、というもの。個性豊かなキャラクターと、単にミュージカルという言葉で片付けられないくらいの極上のカンフー・パフォーマンス、それに笑い。言葉がいらない、という意味では「NANTA」と通じるところがありますが、「ジャンプ」はそれとはまた違った、新たしいかたちのミュージカルです。

カンフー一家はおじいさん、お父さん、お母さん、娘、叔父さん、義理の息子など、どれもユニークな性格の持ち主で、特にジャッキー・チェンばりの「酔拳」を披露する叔父さんのパフォーマンスは、なかなか見ものです。別に酔拳だからというわけではないんですが、なぜか彼がジャッキー・チェンに似ているように見えました。いや、狭い劇場の最後列でしたが、実際似ていました!「こち亀」の本田さんではありませんが、メガネをかけているときと外したときで性格が豹変する義理の息子も、なかなか笑えました。

それにしても、これだけのパフォーマンスをするのに、想像を絶する厳しいトレーニングをしてきたはずです。実際、テレビの特集でも彼らの練習風景を紹介していましたが、本当によくこんなトレーニングに耐えているなぁ、とブラウン管の前で感心したものです。直接観たらわかると思いますが、ハッキリいって、ストーリーはコメディですが、武術は演劇の域を超えています。

ストーリーも単純で、展開も速く、話のあちこちに笑いがちりばめられていて、小さな子どもから大人まで、韓国人から外国人まで、誰もが楽しめるミュージカルです。

オフィシャルサイト(韓国語)
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by nazdravie | 2006-04-23 00:40 | 韓国映画演劇鑑賞記
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大学路のマロニエ公園に突如現れた、十字架を背負ったイエス・キリスト。

いったい彼はなぜここに?いや、いったい彼は誰でなぜそんな格好でここに現れたのか?週末、若者たちでにぎわうこの界隈には、いかにも不釣合いなイエス様。あなたはいったい何のためにここに来られたのですか?

罰当たりだとは思いながらも、この珍しい光景に思わずシャッターを押してしまいました。すると、後ろからスッと僕の肩に手が……。

「あぁ、やっぱり罰が当たったか。祟りかな?」

振り向くと、ニコニコしながら一枚の黒い紙を手渡す若い女性が。
地獄への案内状か!?

実はこれ、キリストを題材にした演劇を広報するためのパフォーマンスだったんです。
さすがは、演劇の町・大学路ですね!
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by nazdravie | 2006-04-22 00:46 | ソウルの街角で
この【おもしろ韓国語講座】シリーズは、「教科書ではあまり教えてくれない」韓国語の単語やフレーズを紹介するのを目標としています。中にはあまりにもマニアックであまり使う機会がないものもあるかもしれませんが、今日紹介するフレーズは「実用度A」ですので、是非覚えてみてください。

ふつう、「~が食べたい」というとき、教科書では「~먹고 싶다(~モッコシプタ)」という表現を習いますよね。例えば、「カルビが食べたいな」というときは「갈비를 먹고 싶어요(ガルビルル モッコシッポヨ)」です。でも、それ以外にも、こんな言い方もアリなんです。

「갈비가 땡기네요(ガルビガ テンギネヨ:カルビが食べたいな)」

「~가(이) 땡기다」で、「~が食べたい」という意味になります。땡기다(テンギダ)は本来の意味は「引く」という意味ですが、この땡기다、「食べたい」のほかにも、実はいろんなところで使える便利なことばなんです。

映画「Shall we ダンス?」のクライマックスで、役所公司がタイトルそのまま、草刈民代を「Shall we dance?(ダンスを踊りませんか?)」と誘う場面、覚えている人も多いんじゃないでしょうか?このシブい台詞を韓国語で言いたいとき、땡기다を使うことができます。「한곡 땡기실까요?(ハンゴッ テンギシルッカヨ:1曲いっしょにいかがですか?)」。

「ゲームでひと勝負しようぜ」というときも、땡기다の出番です。「볼링 한판 땡길까?(ボルリング ハンパン テンギルッカ:ボーリングでひと勝負しようか?)」といえばOK。この볼링(ボルリング:ボーリング)の部分を、테니스(テニス:テニス)、당구(ダング:ビリヤード)、게임(ゲイム:テレビゲーム)などに置き換えれば、いろいろなときに使えます。

これだけじゃありません。땡기다には「마빡 땡기네(マッパッ テンギネ:ムカツクよなぁ)」という使い方もあります。ふつうに言えば「정말 열받네(ジョンマル ヨルバンネ)」といったところでしょうか?その他、誰かにお金を借りたいとき、「삼천만 땡겨 줘(サムチョンマン テンギョジョ:3千万ウォン貸してくれよ)」という言い方もできます。この場合、ウォンは省略するのがふつうで、金額も千ウォンとか2千ウォンとか小さい額でなく、結構大きな額のときに使うようです。

どうです?땡기다はなかなか使い勝手のいい便利なことばだと思いませんか?
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by nazdravie | 2006-04-19 00:11 | おもしろ韓国語講座
f0008573_23321315.jpg以前このブログでも紹介したことがありますが、韓国のミュージカルを代表する作品のひとつに「지하철1호선(地下鉄1号線)」というのがあります。ドイツのミュージカル「Linie 1」をアレンジして作られたこの「地下鉄1号線」は、ソウル駅から清涼里駅までを結ぶ地下鉄1号線を舞台に、ソウルの底辺でくらす人びとの人生模様を描いた作品です。

このミュージカル、確かに面白いです。もう少し正確に言うと、見れば見るほど、知れば知るほど面白い、そんな作品です。もちろん、曜日によっては英語か日本語の字幕があるので、字幕を追いながら劇を楽しむこともできます。でも、朝鮮戦争と南北分断、軍事独裁と民主化運動、経済成長と貧富格差の拡大、さらにはこのミュージカルを作った金敏基という人そのものを理解することなしに、このミュージカルが真に言わんとすることを理解するのは難しいというのが、率直な感想です。

そういう意味で、「地下鉄1号線」は「NANTA」のようにあらゆる人が気楽に楽しめる作品ではないかもしれません。だから、面白いと思う人と、つまらないと思う人と、評価が別れてしまうのも仕方がないと思います。でも、すべてのミュージカルが普遍的な楽しさを追求する必要はないと思います。「地下鉄1号線」が3000回を超えるロングランを続け、ソウル市民に愛され続けているのは、この作品が持つ性格を考えれば十分納得できるわけで、逆に世界中で大変好評だったというのが、むしろ意外だと言えるかもしれません。

初演から10年以上が過ぎましたが、この間、ソル・ギョングやファン・ミンジョン、チョ・スンウといった、今やスターとなった俳優たちが、この作品から巣立っていきました。メンバーが常に交代しながら、常に質の高いパフォーマンスを維持し続けているというのは、本当に驚くべきことだと思います。

1度観て、韓国についてちょっと調べてみて、そしてまた観て……。「地下鉄1号線」は、そんな息の長い楽しみ方がピッタリの作品です。

(写真は仙女役のチェ・ソンヒさん、舞台終了後の通路で)

オフィシャルサイト(韓国語・英語)
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by nazdravie | 2006-04-18 00:12 | 韓国映画演劇鑑賞記
f0008573_2127293.jpgフランス料理やイタリア料理の店はよく聞きますが、スイス料理の店というのは、意外とあまり耳にしません。そういう意味で、ここ「リトルスイス(작은 스위스)」は、そんなスイス料理をソウルで楽しめる数少ないお店のひとつと言えるかもしれません。

この店のウリは、やっぱり何といっても「フォンデュ」です。種類は大きく分けてチーズベースのフォンデュと、オイルベースのフォンデュの2種類あります。チーズベースはフォンデュ・ヌシャテル(Fondue Neuchateloise:22,000ウォン)、オイルベースは牛肉を使ったフォンデュ・ブルギニョン(Fondue Bourgignonne:25,000ウォン)、シーフード・フォンデュ(Seafood Fondeu:27,000ウォン)、エビのフォンデュ(Shrimp Fondue:32,000ウォン)、ムール貝のフォンデュ(Fried Mussel:22,000ウォン)の4つ。どれも2人前からのオーダーとなります。

これらのメニューの中から選択してオーダーすることもできますが、リトルソウルでは「フォンデュ・カップルセット」(67,000ウォン)というのがラインナップされているので、カップルで訪れるのであれば、こちらがよいかもしれません。これは、フォンデュ・ヌシャテル、フォンデュ・ブルギニョンそれにシーフード・フォンデュを中心に、サラダやスープなどが付いたセットメニューで、いろいろなフォンデュをバランスよく楽しむことができます。

f0008573_21272082.jpgこの店は今回で2回目だったんですが、前回はいくつかのフォンデュを組み合わせてオーダーしました。そして今回は時間的な制約もあって、フォンデュ・ヌテシャルのみを注文。これは失敗でした。味が、じゃなくて、選択が、です。フォンデュ・ヌテシャルはこの店のフォンデュ・レパートリーのベースになるものだけに、チーズもなかなか美味で十分満足できるのですが、やはりこればかりを食べるとなると、途中でちょっと飽きてしまいます(スープと食後のコーヒー、それにサラダバーがあるにはありますが)。やはりどのようなかたちでオーダーするにせよ、いくつかのフォンデュを組み合わせるのがいいと思います。というよりも、実際フォンデュの正しい(一般的な?)オーダーの仕方って、どんな感じなんでしょうか?

2回とも予約なしでテーブルに着くことができましたが、今回は1/3ほどのテーブルが予約席となっていました。時間帯や時期などにもよるのでしょうが、もしどうしてもここに来たい、ちょっと多めの人数で来たい、というときには予約を入れていくのがいいかもしれません。

店内も、どことなく長閑なアルプスを感じさせる、明るく軽やかなインテリアで、値段の割にはかなり親近感を感じさせる庶民的な雰囲気です。

住所:ソウル特別市鐘路区東祟洞1-139
電話:02-766-7704
URL: http://www.littleswiss.co.kr/
アクセス:地下鉄4号線「恵化」駅2番出口を出て、マロニエ公園を過ぎると、左手(文芸新興院と韓国包装通信大学の間)に路地があるので、そこに入り直進。二つ目の路地を左折するとすぐ左側。
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by nazdravie | 2006-04-17 21:28 | ソウルで世界を食べよう!
f0008573_10285847.jpgソウルの芸術発信基地・大学路(デハンノ)。センスのいいバーやレストランが立ち並び、たくさんの小劇場が点在するこのエリア。個人的にはとても好きなんですが、家からの交通の便が不便だというだけの理由で、なかなか足を踏み入れることがありません(註:僕の家が不便なところにあるのであって、この地区が不便ななところにあるわけではありません)。ここ数年の「平均訪問回数」は、たぶん3~4回/年でしょうか?昨日「地下鉄1号線」というロックミュージカルを見に、久しぶりに大学路に行ってきました。そして公演が終わった後、どこかよさそうなバーとかないかな、と探していて偶然見つけたのが、ここ「チョンニョンドンアンド(천년동안도)」です。ちょっと覚えにくい店名ですが、日本語になおすと「千年ずっと」といった意味でしょうか。

店の外壁に「Live Jazz Club」と大きなネオンが出ていて、雰囲気もよさそうなのでここに入ることにしました。ふつう韓国で「Jazz Bar」とか掲げてあっても、実際中に入ったらふつうの居酒屋だったとか、BGMはK-POPだったとか、そんなことも珍しくないのですが、ここはちょっと違いました。いや、かなり本格的なジャズクラブでした。

とにかく韓国有数のジャズバンドが毎日ライブをおこなっているんですが、昨日のバンドも実力はなかなかもものでした。お客さんもやっぱりジャズが好きな人が多いみたいで、アドリブの後に拍手するタイミングなんかも、バッチリでした。この日はステージの左前方にアメリカ人らしきグループがいたのですが、彼らもバンドの熱演に大盛り上がりでした。

f0008573_10293142.jpg演奏するバンドも、トリオ中心のトラディショナル・ジャズからファンキー、ヒップホップなどを織り交ぜたフュージョン・ジャズ、それにブルースにいたるまで、幅広いジャンルの音楽が用意されています。聴く者にとっても本格的なジャズを楽しめる貴重な空間ですが、ミュージシャンにとっては、自分たちのパフォーマンスを常に聴衆に見せられるこの店は、それ以上に大切な存在かもしれません。

店は両側に団体でも楽しめるテーブル席があり、ステージ中央部は横ふたりがけのテーブルがズラリと並んでいるので、カップルやひとりで訪れるときなどは、こちらを利用するのがいいかもしれません。あと、僕らはビールを頼んだんですが、サイドディッシュを何か必ずオーダーしないといけないみたいでしたので、もしここに行かれることがあれば、少し小腹を空かせて、あるいは何も食べないで訪れるのがいいと思います。

ソウルでジャズと言えば、梨泰院(イテウォン)の「All That Jazz」や、狎鷗亭(アックジョン)の「Once in a Blue Moon」が有名で、僕も何度か足を運びましたが、ここ「チョンニョンドンアンド」も、それらに引けをとらない、ハイクオリティのジャズを楽しむことができるお勧めのお店です。

住所:ソウル特別市鐘路区東祟洞1-66
電話:02-743-5555
URL: http://chunnyun.com
アクセス:地下鉄4号線「恵化(혜화:ヘファ)」駅2番出口を出てケンタッキーフライドチキン(KFC)から右側に伸びる路地に入り、約50m直進し、路地を左に曲がりすぐ(ミンドゥルレヨント(민들레영토)より一本奥の路地)。
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by nazdravie | 2006-04-16 10:31 | ソウルの夜を楽しもう!
お昼時、ソウル・鐘路のビジネス街のとある食堂。サラリーマン数人が隣のテーブルに座りました。さて、店の従業員が注文を取りに来たのですが、そのときとても興味深いものを目にしました。ご一行の中でいちばん年配らしき人が「オレはソルロンタン!」と注文すると、他のサラリーマンたちも「じゃあ、僕も」「僕もソルロンタン」「僕もそうしようかな」などと口々に言いながら、結局全員がソルロンタンを注文してしまいました。

やはりソウルは江南にあるとあるバー。友だちといっしょにお酒を飲みに行ったときのことです。カウンターに座ってメニューを眺めた後、この日は給料日が過ぎてすぐだったこともあり、ウィスキーを飲むことにしました。僕は「저기요, 발렌타인 12년 언더락을 글래스로 주세요 (ジョギヨ、バレンタイン シビニョン オンドラグル グレスロ ジュセヨ:すいません、バランタイン12年のオン・ザ・ロックをグラスでお願いします)」とバーテンダーに注文しました(12年ってとこが・・・ですが)。

すると、隣に座った友だちも「그럼, 나도 같은 걸로(グロム ナド ガットゥンゴルロ:じゃあ、僕も同じので)」と言って、バランタイン12年のオン・ザ・ロックをグラスで注文しました。本当に飲みたいものならともかく、単に隣の人と同じものを頼むのって、カッコよくない!と思った僕は、彼に「같은 걸 시키지 마~(ガットゥンゴル シキジマ:同じのを頼むなよ)」とひと言文句を言ってやりました。すると、彼は笑いながらこう答えたのです。

「난 따라쟁이거든!(ナン タラジェンイゴドゥン:オレは真似しいだからね)」

따라쟁이(タラジェンイ)とは、日本語で「真似しい」のこと。따라は原型が따르다(タルダ:従う)、쟁이(ジェンイ)は性質・習慣・行動などを表す語の後ろにつくことばで、この場合は前にくるのが「従う」だから、「従う人→真似しい」となるわけです。멋(モッ:粋、風流)のあとにくると멋쟁이(モッジェンイ)で「お洒落な人」となります。ちなみに、멋の後ろに있다(ある)がくると、멋있다(モッシッタ)で「粋がある→カッコいい」となります。さらには거짓말(ゴジンマル:ウソ)のあとに쟁이がくると、거짓말쟁이で「ウソツキ」という意味になります。

だいたい쟁이はネガティブなニュアンスを持ったことばなんですが、멋쟁이のようによい意味で使われるものもあります。

さて、トイレから帰ってくると、隣の友だちがバーテンダーに新作のオリジナルカクテルを作ってもらっているのを発見!僕はすかさず「아, 좋겠다. 나도 그걸 마실래(ヤ、ジョッケッタ。ナド クゴル マシルレ:おい、いいじゃん。僕もそれ飲もう)」と、バーテンダーに同じものを注文。すると彼は何か言いたげな表情でこちらを向きました。もちろん、彼が何を言いたいのかわかっています。だから、僕は彼に言いました。

「난 따라쟁이거든!」
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by nazdravie | 2006-04-14 23:52 | おもしろ韓国語講座
1日に何度も行くトイレですが、実際にトイレの中をじっくり覗いてみたことがありますか?僕もトイレは数え切れないほど(当たり前か…)行きましたが、たいていさっさと用を済ませて出てしまうので、具体的にどこがどうなっているのか、気にしたこともありませんでした。便器を掃除するときも、そこまで詳しくみませんし。そんなの、できればさっさと終わらせたいですからね!

ところが、数年前にドイツを旅して以来、新しく訪ねた土地では、つい便器を覗き込む「クセ」がついてしまいました。というのも、そのときドイツ人の友人から、トリビアよろしく「ヘェ~」と思わずうなってしまう話を聞いたからです。

友人の家で数泊させてもらうことになり、ここが居間、ここが寝室、ここが台所、などと家の中を案内してもらっていたのですが、トイレのところにきたら、「日本や韓国では男の人は小便を立ってやると思うけど、ドイツでは男の人も座って小便をするから、そこのとこヨロシクね」と事前に“注意事項”の説明を受けました。

相手が女性なので聞きにくかったのですが、その理由が知りたくて、つい「どうして立ったまましたらダメなの?」と聞いてしまいました。すると友人は「便器の中を見て。韓国のトイレは便器の中の水溜まりの位置が真ん中より奥のほうにあるでしょ(注:この友人は韓国訪問歴あり)?でも、こっちのトイレは真ん中より手前に水溜りがあるの。もし立ったまま用を足すと、臭いがずっと残っちゃうの。」

ほぅ……。日本のトイレも、そして韓国のトイレも1日数回利用していますが、そんなことまでは気付かなかった!確かに日本も韓国も、便器の中の水溜りは真ん中より奥にあったような……。」

今日トイレに行って、そのことを思い出し、インターネットで世界のトイレについて紹介してあるサイトに入り、他の国のトイレはどのようになっているのか、調べてみることにしました(かなり興味深いサイトなので、おヒマがあれば是非覗いてみてください)。

なるほど、いろんなトイレがあります。トイレの分け方も形状(しゃがみこみ式・腰掛け式など)、後処理の方法(紙、水など)、消却方法(水洗式、落下式など)といったいくつかに分類されていました。しかし、僕が確認したかった、水溜りの位置については分類がなされていませんでした。写真も水溜りをメインにした写真は少なかったので、はっきり確認することはできませんでしたが、見た感じ、どこの国も日本と同じ、真ん中よりやや奥にあるパターンが多いような気がしました。ドイツもICE(高速鉄道)車内と高級ホテルのトイレが紹介されていましたが、ウーン、よく見えないんですが、真ん中付近にあるような、奥にあるような……。

いずれにせよ、ドイツの家庭では、水溜りが真ん中よりやや前方にあるトイレが一般的で、男性も小便は座ってやるのが普通のようです(ドイツ人が言うのですから、恐らく間違いないでしょう^^;)。こんなところにも、国によって差があるんだなぁ、とつくづく思いました。
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by nazdravie | 2006-04-12 22:35 | Discover World