在韓駐在員の現地リポート


by nazdravie
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これまでも、使う必要はない(or 使ってはいけない)けど、知っておいて損はない(得もないかもしれないけど)という表現をいくつか紹介してきましたが、今日もそんな「危険な」ことばをひとつ。これは政治的・思想的に侮蔑の意を込めた言い方なので、あくまでも「知っておくだけ」にしておいてくださいね。映画とかドラマの台詞に出てきたら理解できる、程度でお願いします(笑)。

政治の世界は、たいてい保守派と革新派に分けられていますが、日本と同じように、韓国でも保守派を우파(ウパ[右派])、革新派を좌파(ジャパ[左派])と呼んでいます。韓国では、우파は一般的に친미반공(チンミバンゴン[親美反共]:親米反共)、좌파は친북반미([親北反美]:親北反米)で、좌파の노무현(ノムヒョン[盧武鉉])さんが大統領に就任してから、左右の理念的対立はかなり激しくなりました。

もう何十年も前になりますが、朝鮮半島では同じ民族同士が血で血を洗う、凄まじい戦争が起こりました。いわゆる한국전쟁(ハングッジョンジェン[韓国戦争]:朝鮮戦争)というやつですね。この内戦のあおりで、多くの人たちが親兄弟を失くしたり、肉親と離れ離れになってしまいました。特に後者は이산가족(イサンカジョク[離散家族])と呼ばれ、今なお韓国の大きな社会問題となっています。

そんなわけで、年配の人たちを中心に、北朝鮮や共産国家に対する憎しみを今なお持っている人が少なくありません。彼らは北朝鮮寄りの態度をとる人たちを、軽蔑と敵対の意味を込めて빨갱이(パルゲンイ:アカ、共産主義者)と呼びます。語源はよくわかりませんが、共産主義のイメージカラー(?)の빨갛다(パルガッタ:赤い)から来ていると思われます。最近では、激しいデモを繰り広げる労働組合の構成員に対しても、侮蔑的に빨갱이という言葉を用いるケースをよく目にします。

最近は、南北分断を素材にした映画やドラマ、小説などが脚光を浴びていますが、その中に、この빨갱이ということばがよく登場します。

もちろん、生半可な知識だけで他国の宗教や政治に干渉しないというのは、異文化交流のイロハのようなものですから、今日の表現は、ただ知っておくだけにしておいてくださいね!
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by nazdravie | 2006-06-28 22:30 | おもしろ韓国語講座
日本でもmixiをはじめとしたSNSを利用する人が増えていますが、韓国では日本以上にSNSが一般化しています。韓国最大のSNSは、SKテレコム系のサイワールド(Cyworld)というもの。根拠はありませんが、10~30代の韓国人でサイワールドをしていない人を探すほうが難しいのではないか、と思うくらい、かなり普及しています。もちろん、作るだけ作って、ほとんど更新していない幽霊ユーザーも少なくありませんが。あ、このサイワールド。日本語版のサービスも始まったみたいです。

さて、そんなサイワールドですが、韓国人、特に若い人たちのあいだでは、サイワールドをすることを「싸이질하다(サイジルハダ)」と言います。싸이(サイ)はもちろん、싸이월드(サイワールド)のこと。そして~질하다(ジルハダ)は、「よくないことをする」という意味。例えば、「盗みを働く」というのは、도둑(トドゥク:泥棒)+질하다で、도둑질하다(ドドゥクチルハダ)となります。

ということは、「サイワールドをする」というのは、「よくないこと」なんでしょうか?メッセンジャーなどもそうですが、韓国では仕事中にチャットをしたり、ホームページをこっそり見たりする人が少なくありません。特にサイワールドと連動しているNate(ネイト)というメッセンジャーには、基本画面を半透明にして、他の人に見えにくくするという、会社にとっては迷惑で、おサボリさんにはありがたい機能があります(実際には、この機能にはもっと別の目的があるのかもしれませんが)。そんなことを考えると、なるほど「よくないこと」なのかもしれませんね。

具体的に싸이질하다とは、日記を更新したり、デザインをかわいくしてみたり、写真を編集してアップしたり、まぁそんなことですね。あんまり싸이월드にはまりすぎてしまうと、今度は싸이홀릭(サイホルリク)になってしまうので要注意です。싸이홀릭とは、「サイワールド中毒」。홀릭(ホルリク)は、alcoholic(アル中)やworkaholic(仕事中毒)などで使う「中毒」を意味する英語のholicのことです。

まぁ、あまり会社でやりすぎると、上司や同僚から「サボってる」って言われるかもしれないので、くれぐれもご注意を!
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by nazdravie | 2006-06-26 00:14 | おもしろ韓国語講座
f0008573_1224543.jpgこのコーナーも7回目ですが、ここでようやく「ホプ(호프、Hof)」の紹介をするときが来ました。韓国の街中を歩いていると、あちこちで「ホプ」という看板を目にします。ホプとは、ひと言でいえば韓国風の居酒屋、それも生ビールがメインの飲み屋さんのことです。いろいろなサイドディッシュをラインナップしているところもあれば、チキン類が中心の小ぢんまりしたところまで、その形態はさまざまです。

ホプのよいところは、生ビール片手に大勢で飲み食いしても、人数割りすれば結構リーズナブルに楽しめる、というところにあります。生ビールも、場所やスタイルにもよりますが、だいたい1,500ウォン~4,000ウォンですから、これまで紹介したビアホールと比べて安いというのが、よくわかるのではないかと思います。

一方で、ホプの最大の弱点は、ウリが生ビールであるにもかかわらず、ビールがウマくないところが多いということです。これは店のせいというよりは、韓国の生ビールの限界なのかもしれませんが、とにかく味が薄いんです。ひどい店になると、明らかに水を混ぜてあるとわかるくらい、気の抜けたビールがでてくることもあります。でも、今日取り上げる「ウェスタンホプ(웨스턴호프、Western Hof)」は、平均的なホプに比べると、断然おいしい生ビールがでてくる、貴重なお店です。まぁ、だからこのコーナーで敢えて取り上げるわけですが。

この店には、ライブ(라이브)、レッドロック(래드락)それに黒(흑)という、3種類の生ビールがあります。ライブはいわゆるふつうの生ビールで、ちょっと薄味な感じもしますが、それでも十分おいしく飲めるレベルです。ビールをひと口飲んでみれば、その店が良心的なみせなのかどうか、わかるといっても言い過ぎではないと、経験上、僕はそう思います。ですから、ライブの味で判断すると、ウェスタンホプは合格!レッドロックは、その名のとおり少し赤みがかった色をしていて、味はライブに比べると濃いです。ビールがあまり飲めない人は、ライブのほうがいいかもしれませんが、濃い系が好きなら、間違いなくレッドロックで決まりです。あと黒のほうも、ギネスほどではないにしても、ホプでこの程度なら、まあ許せる範囲だと思います。

f0008573_123060.jpgちなみに、ライブとレッドロックは、ワールドカップグラス(かたちがW杯のトロフィーみたいだから、こう呼ぶらしい。700㏄)が3,500ウォン、2,000ccが8,000ウォン、3,000ccが11,000ウォン、5,000ccが18,000ウォンです。黒はそれより少し高くて、ワールドカップグラスが4,000ウォン、2,000ccが10,000ウォン、3,000ccが14,000ウォン、5,000ccが24,000ウォンです。その他にも、国内外の瓶ビール、焼酎、カクテル類もそろっています。ベルギーの白ビール・ヒューガルデン(4,000ウォン)もラインナップされているのがうれしいですね。

サイドディッシュも、セットメニューをはじめとして、とんかつ、チキン、ナッチョ、スルメイカ、それにチゲまで、ありとあらゆるものが揃っています。ボリュームもなかなかのもので、調子に乗ってどんどん頼んでしまうと、後で食べきれなくなるので注意が必要です。

あと、ここが大事なんですが、この店の最大のセールスポイントは、何といっても接客態度のよさです。店の主人の教育がいいのか、従業員はベテランも新人も、みんなハキハキしていて、とても気持ちのよい応対をしてくれます。ウェスタンホプの横に、市民ホプという老舗のホプがあるんですが、両方を行き比べて見ると、いかに接客態度に差があるかがよくわかります(もちろん、そんなことわざわざする必要もありませんが)。

内装も店名そのままにウェスタンな雰囲気で、フロアも比較的広いので、誕生日会や歓送迎会など、ちょっとしたパーティにも使える、とても便利でよいお店です。

住所: 鐘路区貫鉄洞19-20
電話: 02-736-2442
URL:
アクセス: 地下鉄1号線「鐘閣」駅4番出口を出て、そのまま大通り沿いに進み、最初の路地を右に曲がる。そのまま直進すると、左手2階に市民ホプがあり、その隣(セブンイレブン側)のビルの2階。
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by nazdravie | 2006-06-25 12:04 | ソウルでビールを飲もう!
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フランスと引き分け、韓国人の予選突破にかける期待は高まるばかりです。明日午前4時に、いよいよ運命のスイス戦のキックオフです。「光化門でいっしょに応援しよう」と誘ってくれる友だちもいましたが、明日も出勤なのと、今回はなぜかあんまり韓国を応援する気になれないこともあって、「明日のニュースでよいニュースを期待してるよ」ということでお茶を濁しておきました(笑)。

日本では、「韓国が、日本が負けるのを露骨に願っている」という記事がポツポツでていますが、まぁ、韓国人がどこの国を応援しようと、それは韓国人の勝手であって、日本を応援してくれないからといって、「韓国人はけしからん!」というのは、ちょっと違うような気がします。でも、僕が2002年のように素直に応援できないのは、やっぱりこうした韓国人の態度のせいなのも、また事実です。そりゃ、どこを応援しようと自由ですが、自分の国が負けて喜ぶ人たちを見て、いい気分をする人はいませんからね(直接対決なら別ですが)。ウーン、複雑なところです。韓国選手は、どちらかと言えば嫌いなほうじゃないし……。

さて、今日韓国人の友だちに、ちょっとイタズラ半分の文字メールを携帯で一括送信してみました。

「オ~必勝スイス!  に勝ってね。パク・チソンがんばれ!」

すぐ返信が来る来る。日本が予選突破に失敗したからか、みんな余裕があります。「最初の部分読んでビックリしたじゃん!韓国がんばれ!」、「冗談すぎるねぇ。必勝韓国!」、「私、眠い」、「一生懸命韓国を応援してね」、「日本は残念だったけど、韓国だけでも予選を通過してもらわないと」などなど。

で、みんな誤解してる事実が。「今夜は応援を楽しんでね」などと、僕が朝の4時からこのゲームを見る、と決めてかかっている人たちがほとんど。最初に書いたように、僕は明日早朝のゲームは見ません。寝ます。

ふむ……。でも、こうは書きながらも、ニュースなどでしょっちゅう韓国選手の情報が入ってきていたので、彼らにはなぜか親近感が湧きます。日本の敗戦に歓喜した人たちが、韓国が負けて落胆する姿を見たいと思う、意地悪な僕がいる一方で、街のあちこちにある「Again 2002」が現実となればいいなぁ、と思うもう一人の自分がいます。実際、試合がもし夜10時キックオフだったら、ソウル市庁舎前に行ってたかもしれないし(汗)。

すべては、明日のニュースでわかります。


追記(6/24):ゲームが終わりました。スイスが2-0で韓国を破り、決勝トーナメント進出を決め、韓国は残念ながら予選敗退となりました。同じ予選敗退でも、日本と違って韓国は意味あるW杯だったと思います。2点目は、オフサイドのような気もしましたが……。他にも相手のハンドでホイッスルが鳴らないなど、韓国チームにとってはちょっと気の毒なゲームでしたね。
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by nazdravie | 2006-06-23 21:56 | ソウルの街角で
f0008573_22381432.jpg【ソウルの夜を楽しもう! #001】でノボテルアンバサダー禿山の「グラン・アー(Gran-A)」を紹介しましたが、今回は同じアコーホテルグループのノボテルアンバサダー江南のバーで、名前も同じ「グラン・アー」です。外観は禿山洞のノボテルと瓜二つですが、工業地区にあるノボテル禿山と違い、ここノボテル江南はソウルの新しいビジネスセンター・江南地区に位置しています。リッツカールトンと三井ホテルに挟まれており、宿泊客以外にも、ホテル内のナイトクラブやバーを訪れる地元の人たちも少なくありません。

ノボテル江南の「グラン・アー」は、1階ロビーの受付のすぐ横にあります。中に入ると、ノボテル禿山の「グラン・アー」と、これまた瓜二つのレイアウトになっています。客層は外国人、特に欧米の宿泊客をはじめ、地元のサラリーマンやOLも多く訪れます。お客さんも、やはり江南にあるだけあり、禿山に比べるとちょっと洗練されているような感じがします。

「グラン・アー」のウリは、何といってもバンドのライブですが、ノボテル江南はフィリピン人と南アフリカ人の混成バンドが毎日(日曜日は除く)公演をおこなっています(06年6月20日現在)。フィリピン人バンドはソウルでも珍しくありませんが、南アフリカ人というのは、ソウルに来て初めて見ました。また、多国籍バンドも、結構珍しいのではないかと思います。レパートリーは、やはりフィリピン人メンバーの影響が強いようで、おなじみのポップスのスタンダードナンバーが続きます。

f0008573_22372530.jpgさて、このノボテル江南ですが、以前はフロア席に座るとサイドディッシュを必ず注文しなければならなかったのですが(カウンター席は、飲むだけでもOK)、今回久しぶりに行ってみると、お酒だけの注文もOKでした。カクテルは、メニューに載っている種類はそれほど多くないのですが、バーテンダーにリクエストすれば、自分の好みのカクテルを作ってくれるので、一度尋ねてみるのもいいかもしれませんね。僕の場合、メニューにないソルティドッグを頼んでみたら、ちゃんと作ってくれました。

ノボテル禿山とのもうひとつの違いは、残念ながら飲み放題サービスがない、ということです。一時期特定の曜日に飲み放題があったと記憶しますが(但し、時間限定)、今回そのようなイベントを告知するようなものは見当たりませんでした。でも、ひょっとしたらまだやっているかもしれませんので、一度スタッフに尋ねてみてはいかがでしょうか?

個人的に、ソウルで「これはいい!」と思うことのひとつが、ホテルのバーが楽しいということ。ノボテルの「グラン・アー」は、その中でも特にお勧めのスポットです。4つ星の高級ホテルのわりには、どことなく庶民的な感じがして、それでいてフランス系のホテルらしく洗練された雰囲気のあるノボテル。「グラン・アー」も、そんなホテルの個性を十二分に感じさせてくれます。

住所: ソウル特別市江南区駅三洞608
電話: 02-531-6868
URL:http://www.ambatel.com/gangnam/japanese/dining/dining_grana.php 
アクセス: 地下鉄2号線「江南」駅7番出口から徒歩約10分。7番出口を出てそのまままっすぐ進むと、大きな道路(教保生命交差点)につきあたるので、そこを右に曲がり緩やかな坂を上っていく。右手のリッツカールトンを見ながらさらに直進すると、となりにノボテルアンバサダー江南がある。
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by nazdravie | 2006-06-21 22:39 | ソウルの夜を楽しもう!
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昨日アメリカ人の友だちといっしょに、明洞の「ミラータイム」というビアホールに行って来ました。何でも日本-クロアチア戦で、日本を応援するイベントがあるとか。こっちで肩身を狭く応援している僕に気を遣ってくれての、せっかくのお誘いなのでちょっくら覗きに行くことに。

7時30分ごろ到着したんですが、もうすでに店内はブルーのユニフォームを着た人たちでいっぱい!仕方がないので、「私たちは大韓民国です」という真っ赤なTシャツ(何で韓国のTシャツ!?)と、ミラーの缶ビールを1缶もらって、近くのチキンホプに場所を移しました。

このアメリカ人の友だち、まあ仮にD氏と呼びましょう。D氏は韓国に住む日本人にことのほか理解があり、タクシーで運転手が日本の悪口を言うと、「なんで昔のことでいつまでも日本を悪く言うんだ!」と口論を始めたり、この日もゲーム終了後、フランス戦のために集結した「赤い悪魔」たちの中で「ニッポン!ニッポン!」と叫び、悪魔たちと一触即発の事態に発展するなど、こちらが「おいおい、そこまでしてくれなくても……。ま、ありがたいけど^^;」と思うほどの「親日派」なのです。そうそう、さっきの粗品の赤いTシャツですが、D氏は先のビアホールでも、「赤のはいらない。サムライブルーがほしい」とねだっていました(笑)。

話が逸れました。本題は「赤い悪魔」のほうです。韓国の試合は日本戦のあと、午前4時からのキックオフだったんですが、10時間以上も前の6時ごろには、すでにソウル市庁舎前は赤いTシャツを着込んだ人たちでにぎわっていました。とにかくワールドカップにかける韓国人の情熱はすざましく、これだけ団結するなんて羨ましいな、と思う反面、この全体主義的な熱狂が病的に見えたりもしました。

さて、写真ですが、光化門の世宗文化会館前にある太極戦士(韓国の代表チームの愛称、ブラジルの“セレソン”のようなもの?)への応援メッセージ。太極旗(韓国の国旗)の描かれたメモ用紙に書き込まれたメッセージが、ボードにびっしりと貼り付けられています。これを見るだけでも、韓国人のワールドカップにかける思いがひしひしと伝わってきます。こんなの見せられたら、選手もがんばるしかないですよね。

日本も韓国も引き分けましたが、日本の引き分けはかなり絶望に近い引き分け、韓国の引き分けは勝利に近い引き分け、と同じ引き分けでもかなり温度差がありますが、いずれにしても、日本は最後のブラジル戦、精一杯ベストを尽くして戦ってもらいたいですね!
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by nazdravie | 2006-06-19 21:00 | ソウルの街角で
f0008573_1153068.jpg鐘路のシンボルといえば、何と言っても鐘路タワー。以前はミレニアムタワーと呼ばれていたこのビルは、東京国際フォーラムと同じ人が設計したといい、真ん中にポカンと穴の開いた、独特のかたちをしています。明洞のほうにいても、光化門のほうにいても、鐘路がどちらのほうなのか、このタワーを目印にすればすぐわかります。

そんな鐘路タワーの最上階・33階に、韓国一といわれるホテル新羅が運営するグリル&バー「Top Cloud」があります。エレベーターで一気に33階まで上がると、左手に「Top Cloud」の入口があります。だいたいいつも人が多いので、ここで係りの人に名前を伝えて、席が空いたら伝えてもらいます。そして、順番を待っているあいだですが、迷わずトイレに行くことをお勧めします。例え別に用を足したくなくても、です。そこには、180度に広がるソウル市内の美しい夜景が広がっています。

店内に入ると、やはり店名にもあるとおり、雲の上からソウル市内を見下ろすような、そんなソウルのスペクタクルな夜景が眼下に見下ろせます。また、ライブバンドがジャズをはじめとした、ムードのある音楽を演奏して、リッチで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。なるほど、さすがはホテル新羅が直営するお店だけのことはあります。

「Top Could」にはグリル(70席)とバー(220席)があり、この日はバーのほうに行きました。ワインやビールをはじめとしたアルコール類も数多くラインナップされていますが、やはりホテル直営だけあり、またソウルの夜景を楽しめる最高のロケーションなだけに、それなりに値段も張ります。僕らはサッポロの生(500ml、13,000ウォン)とエルディンガーの黒(500ml、16,000)を注文しましたが、やっぱりふつうに街で飲むよりはちょっと高いですね。サッポロ生なんて、日本では考えられない価格です(笑)。ただ、このサッポロ生、日本で飲むのとちょっと味が違うような気がしました。かなりコクが効いていて、美味しかったです。

f0008573_11354046.jpgグリルのほうは、ランチとディナーにセットメニューが用意されているので、こちらにトライしてみるのもいいかもしれませんね。ただ、お値段はランチセットが45,000ウォン/人、ディナーセットは75,000ウォン/人と108,000ウォン/人……。他のメニューもありますが、ここで食事をするには、かなりの出費を覚悟する必要がありそうです。

それでも、美しいソウルの夜景を足元に、楽しい食事、お酒を楽しめるのですから、一度は行って見る価値ありです。予算的にちょっとなぁ、という方は、トイレだけでも行ってみてはどうですか?ちょっと照れくさいかも知れませんが、トイレは店の外にあるので、タダで夜景を楽しめますよ(笑)。

住所:ソウル特別市鐘路区鐘路2街 鐘路タワー33階
電話:02-2230-3000
URL: http://www.topcloud.co.kr/
アクセス:地下鉄1号線「鐘閣」駅3番出口から鐘路タワーに入り、1階エレベーターから一気に33階へ。鐘路タワーの地下1階は「バンディ&ルーニース(Bandi & Luni’s)という大型書店。
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by nazdravie | 2006-06-18 11:37 | ソウルの夜を楽しもう!
病院の近くの繁華街などに行くと、病院のロゴの入ったパジャマを着てウロウロしている患者さんをよく見かけます。すごい人になると、点滴を着けたまま歩いている人も。どの人も、どこが悪いのかわかりませんが、みんなすごく元気で、ピンピンしています。外科系の治療を受けているにしては、動きがあまりにも軽やかだし、内科系の疾患で入院しているにしては、とても食欲が旺盛です。

そんなギモンが解けたのは、数年前。会社の近くで後ろの車にオカマを掘られたときでした。横断歩道の近くだったので、そんなにスピードは出ていなかったんですが、それでも大きな音と衝撃がありました。念のため病院に行って、レントゲンとか撮ってもらうことになったんですが、そのとき病院の人が「少なくとも今日一日は入院してください」と言ってきました。

実際、腰がちょっと痛いなぁ、とは思いましたが、入院するほどのことでもなく、仕事もまだ残っていたので、とりあえず会社に帰りたい、と答えました。すると、「相手の保険会社の人が来るときにはベッドに寝ているほうがいいから、とりあえず外出中ということにしておけば」とご親切な(?)助言までしてくれたので、まあいいかと、一日だけ外出に見せかけた入院患者になることにしました。

はい、나이롱환자(ナイロンファンジャ)誕生の瞬間です(笑)。나이롱환자―나이롱(ナイロン)とは、字のとおり合成繊維のナイロン、환자(ファンジャ[患者])もこれまた、読んで字のごとく患者のこと、そのまま和訳すると「ナイロン患者」ということになります。でも、日本語ではこんな表現は使わないので、「偽装患者」あるいは「ニセ患者」とでも訳すのが、とりあえずいいのかな、と思います。

なぜ나이롱환자なのかはよくわかりませんが、ナイロンは繊維の中でも質が悪いので、「質の悪い患者」ということでこう呼ばれるようになった、と考えるのが自然な気がします。

韓国の保険制度がどうなっているのか、よくわかりませんが、どうやらこの国では入院していることを保険会社にアピールすることで、より多くの保険金をせしめることができるシステムになっているようです。だから、特に軽微な交通事故で入院している人たちは、ほとんどが保険金目当ての나이롱환자だといっても、言い過ぎではないかもしれません。

僕の場合、結局「外出中」にも保険会社は来なかったのですが、最初保険会社から数万ウォンと提示されていた保険金が、病院の事務長さんの「粋な計らい」(!)で、なぜか120万ウォンにまで跳ね上がっていました。韓国の慣習で、そのうちの10万ウォンくらいは、お世話になった病院の人(この場合は当然事務長)に払うことになっているそうで、僕も10万ウォンを事務長さんにお渡ししました。

何が理由で保険金がそんなに膨らんだのか、今もって謎なんですが、それもこれも、「入院していた」という事実があってこその「魔法」なのは間違いありません。ウーン、よくわからないけど、それでも何となく、나이롱환자がたくさんいるのがわかるような気もします^^:
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by nazdravie | 2006-06-17 23:55 | おもしろ韓国語講座
遂に40号まできました。これまでは、大きく分けると「俗語」「方言」「新造語」などを中心に紹介してきましたが、これからもその路線は続けながら、もう少し実用的な表現、絶対に使ってはいけない悪口なども紹介していければ、と思います。

ソウルきってのビジネス街・汝矣島(ヨイド)にそびえるLGツインタワー。夜お酒を飲んで家に帰るとき、このビルの近くを通り過ぎるんですが、平日でも、週末でも、このビルは遅くまで多くの部屋で明かりがついています。韓国でも、잔업(ジャノプ[残業]:残業)で午前様になる会社は少なくありません。

で、うちの会社はというと、これがラッキーなことに、ほとんど毎日定時に仕事が終わります。もちろん、机の整理をしたりとか、帰る前にトイレに行ったりとか、まあ「ロスタイム」みたいなものがあるので、実際は定時の10~20分後に退勤するわけですが。

それでも中には、定時の鐘が鳴ると同時に会社を出る「ツワモノ」もいます。定時になる前から化粧を直して、机の後片付けをして、さあ鐘が鳴るぞ、という頃にはもう手が上着のほうに向かっています。こんなふうに、定時きっかりで帰ることを、韓国では칼퇴근(カルテグン)といいます。칼(カル)は刀、퇴근(テグン[退勤])は見てそのまま、「退勤」の意味です。つまり、「刀のように切れ味するどい退勤」とでもいったニュアンスでしょうか?

ちなみに、칼퇴근の反対語ですが、インターネットなどを調べてみると、面白い表現を見つけました。고무줄퇴근(ゴムジュルテグン)がそれ。고무줄(ゴムジュル)はゴムひもですから、ゴムひものように退勤時間が延び延びになってしまう、そんな意味でしょうか?こちらはまだ一般的に使われていることばではないようですが、韓国人の造語センスもなかなかのものですね!
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by nazdravie | 2006-06-16 23:06 | おもしろ韓国語講座
日本でも時間にルーズな人はいるし、僕もたまには時間に遅れることがありますが、それでも個人的な感想としては、日本人は韓国人に比べると、約束時間をきっちり守るほうだと思います。僕自身、高校の部活なんかでは、「10分前行動、5分前完了」なんて言われて、定時に到着したら先輩に怒鳴り散らされる、なんてこともあったからか、約束時間の5分前にはだいたい到着しているほうだと思います。

ところが、韓国人と約束をすると(いや、その前に一応断っておくと、韓国人にも約束をきっちり守る人も大勢いるので、そのあたりは誤解しないでくださいね。あくまで一般的な話です)、定時に来れば上出来で、5分~10分の遅刻は当たり前、というケースが少なくありません。ひどいときは、約束時間に「1時間くらい遅れる」と電話があることも。

でも、韓国ではそんなルーズさも、たいして気にしていないようです。それどころか、彼らは自分たちのそんな時間観念を「코리안타임(コリアンタイム)」などといって、半分自嘲気味に自慢しているくらいですから。韓国人と待ち合わせをして遅れてくると、「코리안타임!」と言いながら、笑ってその場を凌いでしまうケースがよくあります。

個人的には、そんな韓国人の大らかさが好きだったりするんですが(あ、仕事のときに코리안타임で来られると非常に困るんですけどね^^;)。

ちなみに、日本と韓国には時差はありませんし、1分は60秒で、1時間は60分です(笑)。
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by nazdravie | 2006-06-13 01:04 | おもしろ韓国語講座