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在韓駐在員の現地リポート


by nazdravie
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ハルラ 第2戦で挽回なるか

昨日お伝えしたとおり、アジアリーグ・アイスホッケーのセミファイナル、ハルラ-コクドは4-0でコクドが圧勝しました。ゲーム前は韓国のマスコミも「野球の次はアイスホッケーで“克日”だ」(朝鮮日報)と報じるなど、「もうひとつの日韓戦」に大きな関心を寄せていました。この日のゲームは、ケーブルテレビでも中継されました。

順位上はレギュラーシーズン2位のハルラが3位のコクドを迎え撃つ、というかたちになっていますが、これまでの通算対戦成績が12勝2敗とハルラに圧勝しているコクドが優勢との見方が強いようです。しかし韓国のマスコミは「リーグ戦得点王のソン・ドンファン選手とアシスト王のパトリック・マルティネッチ選手の活躍が勝利のかぎを握っている」(朝鮮日報)と期待感を示し、また「レギュラーシーズンはホームで20戦16勝とホームアドバンテージがあり、コクドに5-1で完勝したのも1月12日のホームだった」(聨合ニュース)と、ホームアドバンテージを強調しています。

ところが、蓋を開けてみると「1ヶ月間まったくゲームがなく実戦感覚が鈍っているのが心配」(聨合ニュース)という懸念が的中してしまい、予想外の大敗という結果になってしまいました。敗因はゲーム勘をつかみきれなかったことや相手ゴールキーパーのファインセーブなどが挙げられていますが、「怪物ゴールゲッター、ジョエル・パーピックをマークしきれなかった」(スポーツソウル)のも大きかったようです。

現地マスコミではパーピック選手をどのように封じ込めるのか、が今後のポイントとなるとの見方が強く、2m近い長身のパーピックを抑えるキーマンは「パーピックに負けない高さと体格のヤロスラフ・ネドベド(197センチ)」(聨合ニュース)としています。

さて、今日午後3時に第2戦が始まりますが、いったいどんな展開になるのでしょうか?最近野球だ、フィギュアだと、何かと「日韓対決」がクローズアップされているここ韓国ですが、日本人・瀬高選手のゴールで韓国ファンが熱狂するシーンを、明日は是非とも見て見たいですね!

---記事和訳---

アジアリーグ・プレーオフ第1戦 アニャン・ハルラ敗れる

アニャン・ハルラがプレーオフ初戦で惜しくも敗れた。

ハルラは9日、安養室内アリーナでおこなわれた「日中韓 氷上の三国志」2005-2006アジアリーグ・アイスホッケーのセミファイナル初日、ディフェンディング・チャンピオンの強豪・コクド(日本)に4-0で敗れた。大試合に対するプレッシャーと緊張、そしてコクドの怪物ゴールゲッター、ジョエル・パーピックをマークしきれなかったことが敗因となった。

1ヶ月間ゲームがなく、実戦から遠ざかっていたハルラは、序盤すぐにゴールを奪われペースを崩した。プレーのホイッスルがなって44秒でコクドの小原大輔に先制ゴールを入れられた1分44秒後に、今度は鈴木貴人にゴールを許す厳しいスタートとなった。その後、反撃に転じた何度かゴールのチャンスがあったが、コクドの「ゴーリー(ゴールキーパー)」菊地尚哉のファインセーブに阻まれ、ゴールを割ることができなかった。

逆に第2ピリオドの17分11秒には、コクドの197センチの巨人ゴールゲッター、パーピックにダメ押しゴールを許し、反撃ムードを断たれた。パーピックは第3ピリオドでも3分53秒に一対一のチャンスを作り、ゴールキーパーをかわして追加点を押し込んだ。初戦で敗れたハルラは、11日、12日の両日午後3時、同じ場所でコクドと第2・3戦をおこなう。(2006-03-09 スポーツソウル)

記事原文:スポーツソウル(韓国語)
by nazdravie | 2006-03-11 00:06 | 韓国アイスホッケー事情