【ソウルで世界を食べよう! #008】 春山(鐘路区清進洞)
2006年 05月 29日
ここソウルも、日本酒や焼酎が飲めるところはありますが、やはり結構本格的な日本料理店でなければ、自分の好みのお酒になかなかありつけません。軽く一杯やって、というには、日本料理店はちょっと負担になりますし、かといって、一杯飲み屋的なところがあるかといえば、これがなかなかありません。
そんな中、鐘路にかなりユニークなお店を発見しました。外見からして、ついフラっと一杯やりたくなってしまうような雰囲気です。中はL字のカウンターになっていて、そこにはびっしりと日本酒や焼酎の瓶が所狭しとならんでいます。ひとりや数人で気軽に寄れる、韓国では珍しいタイプの居酒屋です。
この店のウリは、何と言っても日本酒、焼酎のバリエーションの豊富さ。銘柄にもよりますが、値段も60,000ウォン台から100,000ウォン超まで、さまざまです。税金やら何やらの関係もあり、日本で飲むよりはもちろん高いわけですが、それでも、これだけの種類のお酒の中から自分の好きなものを選び、純和風な雰囲気で、静かで気楽に飲めるとなれば、これは行く価値あり!です。
食べ物のほうも、大そうな料理ではなく、それこそ「軽くつまむ」程度のものが揃っています。何よりも味がGOODです。特にじゃがいもコロッケ(6,000ウォン)は素晴らしく、3つも頼んでしまいました。その他にも揚げ豆腐(6,000ウォン)、豆腐サラダ(8,000ウォン)、串焼きの盛り合わせ(19,000ウォン)、しいたけ(3,500ウォン)などなど、どれもおいしくいただきました。ていうか、行った人数(2人、途中から3人)の割りには、たくさん頼みすぎたような気もしますが^^;
ちなみに、僕らがこの日飲んだお酒は、黒白波(73,000ウォン)とテンショウコウリン?(名前がハッキリわかりません、69,000ウォン)。他にもたくさんの銘柄が揃っているので、いろんなお酒を楽しめます。
ただひとつ残念なのは、少なくとも焼酎はボトル単位のオーダーになるので(日本酒は確認してません)、グラスで一杯楽しみたい、という人にはちょっと負担に感じるかもしれません。特に遠くから来る人でしたら、そのときに全部飲んでしまわないといけませんからね。でも、それを差し引いても、韓国でこの味とバリエーションを楽しめるのですから、少々高くてもまた行きたくなる、いや、行ってしまう、そんなお店です。
住所:ソウル特別市鐘路区清進洞128番地
電話:02-732-1356
URL: http://www.haruyama.co.kr/
アクセス:地下鉄1号線「鐘閣」駅下車、1番出口を出て光化門(教保ビル)方面へ。しばらく行くと右手に農協が見えてくるので、そこを路地のほうへ右折。左手にすぐ見える。