【ヨーロッパ旅行記 #005】 マリファナジュース!?
2006年 08月 12日
ガソリンスタンドの休憩所で偶然みつけた、この「謎」のジュース。もちろんマリファナジュースじゃありません(ホントにそうだったら、ブログに堂々と載せていません!)。何かよくわかりませんが、紅茶みたいな味の、そんなドリンクです。
国境-。島国・日本に住む僕たちにとって、国境っていうのは、何か特別なもの、というイメージを持ってしまいがちですが、ヨーロッパ、とくにEUの中では、国境はそれほど重要な意味を持っていないような感じがします。何と言っても、パスポートにスタンプを押すのが当たり前、と思っている僕らからすると、パスポートをちょっとみて「行ってよし」と通してしまうヨーロッパの入国審査は、すごく淡白に感じてしまいます。
で、この日はスロバキア北東部のピエニニー(Pieniny)国立公園というところに行ってきました。ここではポーランドとの間を流れるデュナイェッチ川でラフティングを楽しみました。何とも不思議な感じです。進行方向に向かって右側がスロバキア、左側がポーランド。まさに「国境の上」での川下り、というわけです。
そんなに大きな川でもないので、「これじゃあ泳いで渡れちゃうじゃん」などと思っていたのですが、よく見ると、本当に川を渡っている人たちがいます。水着で、それもパスポートも持たずに……。国境なんて、こんなもんなのか。
で、ラフティングを終え、せっかくなのでポーランドの地に足を入れてみようと、国境検問所のほうへ足を向けました。検問所と言っても、雰囲気は村の駐在所(写真)?。フランクフルトの空港で難しそうな顔をしてパスポートを確かめる「イミグレーション」のイメージは微塵もありません。パスポートを見て「ヤポンスコ(日本人)?」と興味深そうにしげしげと眺めると、あとは指でポーランドのほうを指して入国審査修了。
20分ほどポーランドの森を散策してスロバキアに引き返してきましたが、そのときも町の駐在さん、いや、ポーランドとスロバキア両国の入国審査官は世間話の真っ只中。パスポートもロクに確認せず、「ああ、オマエか。じゃあな」といったそぶりでスロバキアのほうにあごを向け、また世間話に戻っていきました。