【ハルラの外国人選手迷鑑 #005】 瀬高哲雄
2006年 10月 30日
このコーナーも、ふだん見たり会ったりしているハルラの選手がいったいどんな人たちなのかを知りたくて、「急遽」こしらえたわけですが、今回のようによく飲みに行ってる人について書くとなると、ちょっと考えてしまいますね(笑)。
瀬高選手、韓国でもただ「イケメン」だけで通っているわけではありません。チェコ選手のプロフィールは、主に「European Hockey.Net」というところを参考にしたんですが、瀬高選手の場合は、なんと「総理官邸ホームページ」です!
韓国のアイスホッケーチームでプレーする最初の日本人選手ということもあり、小泉総理(当時)直々に寄稿の依頼があったそうです。「投稿」じゃなくて「寄稿」というところがスゴイ!そうそうあるものではありません。それによると、最近野球で一世を風靡している駒大苫小牧高校→東洋大学→コクドと、いわゆる「ホッケーエリート」の王道を歩んできたようなホッケー人生。官邸HPには大学卒業後すぐコクドに入社とありますが、実は最初は西武鉄道に入社、西武鉄道ホッケー部がコクドホッケー部と統合されるのに伴い、間もなくコクドに移ってきた、というのが正しいようです。
コクド(現・西武プリンスラビッツ)は日本代表選手も多く抱える、「ホッケー界の読売ジャイアンツ?(血統的には「ホッケー界の西武ライオンズ」でしょうが^^)」。そこで新人選手、それも外様の選手が活躍できる機会は限られざるを得ず、果ては戦力外通告を受けるという試練を経験することになります。詳しくは総理官邸に彼が寄稿した文を読んでもらえればと思いますが、この経験が瀬高選手にとって、結果としてかなりプラスに作用したようです。
いつも全力プレー、というのが瀬高選手の身上です。本人もとにかく細かいテクニック云々よりも、身体を張ったプレーが自分の持ち味だと常々言っているとおり、ふだんの陽気で親しみやすい雰囲気も試合になると一転、アグレッシブでハードなプレーでチームに貢献しています。
また、チームメートとの交流にも余念がなく、休みの日なども韓国人チームメートとよく遊びに出かけたりしているみたいで、韓国語のほうもかなり上達しているようです(本人は強く否定していますが、間違いありません!)。
また、東洋大学で社会福祉を専攻したこともあってか、ボランティア、特に貧困に苦しむカンボジアの子どもたちをサポートするボランティアグループに賛同するなど、社会的活動にも積極的に取り組んでいます。
そんな瀬高選手も今年でハルラ2シーズン目。すでに韓国ホッケーファンのあいだではお馴染みとなりましたが、今シーズンも更なる活躍を期待しています♪
(写真:アニャンアイスアリーナで。顔が気になりますか?それならお近くのアイスリンクへ^^)
2007-2008シーズン:
#001 ヤロスラフ・ネドベド(Jaroslav Nedved)
#002 ズデネク・ネドベド(Zdenek Nedved)
#003 パトリック・マルティネツ(Patrik Martinec)
#004 パベル・ファルタ(Pavel Falta)