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在韓駐在員の現地リポート


by nazdravie
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【ソウルで世界を食べよう! #001】 Ming1956(中区小公洞)

【ソウルで世界を食べよう! #001】 Ming1956(中区小公洞)_f0008573_21264625.jpg世界中のどこに行ってもあるのが中華料理店。もちろん大都会ソウルにもたくさんの中華料理店があります。その多くは俗に「チャンケ」と呼ばれる 、ジャジャン麺やチャンポンなどがメインのお店です。ふつうの食堂に比べて値段も安く、気軽に行けるということで、老若男女を問わずみんなが大好きなところです。

一方で、そうした庶民派のお店とは一線を画した中華料理店が、ソウルにはたくさんあります。本格的な正統中華料理屋、現代風にアレンジしたモダンな中華料理屋、中華をベースに新しい味を提案するフュージョン中華料理屋などなど。こうしたお店は、値段はちょっと張りますが、雰囲気といい味といい、行ってみる価値はあります。

今日紹介するのは「Ming1956」というお店。さっきの分類でいくと、「モダンな中華料理屋」になるんでしょうかね。どことなく洋風で、そしてまたどことなくチャイニーズな雰囲気、どちらかと言えば北京よりも上海にありそうな、そんな雰囲気のお店です。場所がこれまた便利なところで、ロッテ百貨店やウェスティン朝鮮ホテルのすぐ裏という最高の立地。大きい道路を挟んだ向かいは明洞です。

「Ming1956」では、コース料理を楽しむこともできますし、あるいは一品料理をいくつか注文してみることもできます。私はいつも選ぶのが面倒くさいのでコース料理を頼むのですが、会社の同僚と行ったこの日は単品でいくつか注文してみました。この日食べたのは「中海老(중새우)」(5匹:24,000ウォン)、「五香豚の3枚肉煮(오향 삼겹살찜)」(24,000ウォン)、「四川湯麺(사천탕면)」(8,000ウォン)、それに名前と値段ははっきり覚えてないのですが、お焦げの料理。あとはハイトプライムビール。中華料理屋さんなのでチンタオビールもあったのですが、ビールを飲む目的で来たわけではなかったので、高いチンタオはあえて頼みませんでした。

【ソウルで世界を食べよう! #001】 Ming1956(中区小公洞)_f0008573_2127645.jpg味のほうはとてもよいです。中華料理というと、かなり脂っこくて、匂いもちょっと慣れない感じで、何となく構えてしまうイメージがありますが、ここのはそれほど脂っこくもなく、香菜のような日本人があまり得意でない香り(私はおいしくいただけますが)もなく、とても上品で食べやすいです。海老も結構大きくて歯ごたえもあり、五香豚の3枚肉煮も、名前は忘れましたが、杭州名物のやつありますよね。豚の角煮を茶碗蒸しの入れ物に入れたようなもの。あんな感じの料理でおいしかったです。四川湯麺もメインのお皿を平らげたあとでも不思議と口の中に吸い込まれていきました。

インテリアもやや薄暗い感じで、木を効果的に使っていてとても品のある空間を演出しています。うるさいBGMもなく、客層も落ち着いた人たちが多いので、デートや接待などにも十分使えるお店です。韓国在住の方も、旅行でこられた方も、韓国料理に少し飽きてきたら、こんな中華料理屋もいいんじゃないでしょうか?2次会はすぐ目の前のウェスティン朝鮮ホテル内の「オーキムス」にてギネスで乾杯!なんて最高ですね。ちょっと贅沢な夜になりそうですが(笑)。

住所:ソウル特別市中区小公洞
電話:02-774-7255
URL:
アクセス:地下鉄2号線「乙支路入口」駅○番出口を出てまっすぐ進み、ロッテ百貨店のとなりの名品館のある路地(ウェスティン朝鮮ホテルへ行く道)を右に入り、少し進むと左手の雑居ビルに「Ming1956」という看板が見えます。
by nazdravie | 2006-02-06 21:28 | ソウルで世界を食べよう!