在韓駐在員の現地リポート


by nazdravie
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【ソウルの街角で #002】 「ソウルの中国語表記は“漢城”ではなく“首尓”です」

地下鉄1号線の車内で。
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韓国の地名のほとんどは漢字で標記できますが、首都・ソウルだけは漢字がありません。これは、「ソウル」が 「都」を意味する純韓国語だからです。日本人がソウルへ住所を書く際には、「Seoul」、年配の方だと「京城」と書く人もいると聞きましたが、漢字発祥の地・中国はじめ中華圏では、これを「漢城」と表現します。

「漢城」とは、「漢」つまり中国、そして「城」つまり町というふたつの漢字で構成されており、簡単に言えば「中国の町=中国の一地方都市」というように解釈できます。儒教が全盛の朝鮮時代、小中華を自任していた時代と違い、いまや世界でも有数の経済大国に成長した韓国人にとって、「漢城」という名称が面白いはずもありません。

そこで李明博氏がソウル市長に就任してから、「漢城」という中国語の標記を「首尓」に変更するよう、中国に働きかける運動が本格化しました。最初は「外国がよその国の表記についてとやかく言うのはおかしい」といった意見が大多数でしたが(私が中国人でも、そう言ったと思います)、昨年あたりから、中国や香港などの中国語圏で、「首尓」という名称を使いはじめているようです。

ちなみに「首尓」は中国語で「ショウアール」と発音し、韓国語の発音「ソウル」と似ており、また「首」という文字が入ることで首都のイメージも湧くと、韓国側では自画自賛です。ま、私個人的に見ても、なかなかうまく作ったなぁ、という気はします。
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by nazdravie | 2006-02-14 23:15 | ソウルの街角で